国内唯一のフランス運河の旅紹介・案内サイト
いつもと違う旅をしませんか? そう、フランスで運河の旅をしませんか。レンタルボートは免許不要です!! 船長さんはあなた!
設備完備のレンタルボートは水上の動くコンドミニアム! 朝市で買った食材で料理をしたり、ミシュラン星のレストランで食事をしたり、ワイン、チーズ、郷土料理を楽しみながら、曳舟道を自転車で走り、町の骨董屋で掘り出し物を探す。土手に舫い、ロックを越えて。 フランス人は勿論ドイツ人もオランダ人もカナダ人もオーストラリア人も皆楽しんでいます。スロージャーニー、ハッピーライフ!
予備知識
ここでは運河の旅をするに際し、知っておいたほうが何かと便利な情報に簡単に触れてみます。詳細については予約確定後お送りするクルーズの手引き(日本語版)に記載されていますのでしっかりお読みください。勿論、不明な点は遠慮なくお尋ねください。
旅の全容は既にお分かりですね。ボートを借り、操船を教わり、ロックを通過し、時に土手に舫い、自転車で近くの町のレストランに食事に行き、夕方には港に碇泊し、町で買った地元のワインを飲みながら翌日の予定を立てる。気付くと満天の星。ロックワークの適度な疲れと、ワインの酔いで心地よい眠りに付く。
翌朝は港の脇のパン屋さんで焼きたてのクロワッサンを買い、カフェオレと前日にロックで購入した新鮮なオレンジで朝食を済ます。昨日の硬くなったバゲットは船に寄ってきた鴨の親子にあげる。舫いを解いて、隣の船に’お先に!’と挨拶をして出発。彼とはたぶん今晩も同じ港に舫うことになる。近年人気の豪華クルーズの旅との最大の違いは操船、ロープワーク、料理などをすべて自分たちで行うことです。そうチョット大変でも凄ーく楽しい。
こんな船旅を1週間するイメージです。
全般
賃貸必要条件
今期(2024年)の賃貸可能期間は3月15日から11月11日です。
またボートの借り出しにはロック作業を考慮して最低でも2名の乗員(18歳以上の成人と16歳以上の子供)が必要です。単身航行はできませんのでご注意を。
参照:よくある質問 K-乗員 4.
次に連絡手段の携帯電話は必携です。何かの時に公衆電話は全く役立たないとお考えください。
出港日と帰港日
出港日は原則月曜、金曜、土曜のいずれかです。(最も船種,船数の多いのは土曜です)
乗船は16時から18時の間です。 帰港日は月曜、金曜、土曜の8時から9時の間(例:1週間の旅とは土曜の16時から翌土曜の9時までの7泊8日)。貸し出し期間は通常1週間か2週間。ミニ・ウィーク(4泊5日)、週末(2泊3日)等のア・ラ・カルトも可能ではありますが。
航行
お勧めのコース日程には全航続距離、通過するロックの数、全航行時間(どれも往路・復路含め)が示されています。一般的には、毎日6~7個程度のロックを超えながら5時間半ほど航行し、片道80Km程の距離を1週間で往復するクルージングとなります。
操船講習
あなたが乗船すると、ベースの技術者があなたに船内設備の説明と操船技術、ロック通過の方法の講習を行うために乗船して来ます。
技術者は通常2ヶ国語か3ヶ国語を話します。技術者の操船を見たのち、次に実際にあなたが操船します。心配は無用です。10m近いクルーザーを操船した経験者はそうはいません。フランス人もアメリカ人もドイツ人も皆さん初心者です。少々言葉のハンディはあるかもしれませんが、低速ですので操船はとても簡単です。レバーを前・後(前進・後進)に倒し、舵輪を左右にゆっくりまわすだけです。
なお追加で教えて欲しい時には遠慮なく申し出てください。
旅のヒント:講習はかなり簡単に終わります。エンジンのかけ方、レバーの入れ方(前進・後進)、ハンドル操作など20分程度、あとは技術者に倣って操船を20分程度。無情にも彼は『では、Bon Voyage!』と言って船を下りていきます。英語が上手でないから、日本人だから短い訳ではありません。アメリカ人でもオランダ人でも同じです。フランス人の国民性でしょうか、手取り足取り教える(教わる)のは得意でないようです。初日は距離を稼がず、ハンドル操作に慣れましょう。
ロックの稼動時間
原則として、ロックは年中、9時から19時まで途中、昼食の1時間の休憩を挟み、稼動しています。フランスではロック通過は無料です。次の祝祭日は稼動休止となります。イースターの日曜日、5月1日、精霊降誕祭の日曜日、7月14日、及び11月1日。ただし例外もありますので確認が必要です。船上生活の手引きを参照ください。
ロックについてはこちら
増水
河川は春、まれには秋に増水することがあります。このため航行を水量が調節可能な運河だけに限定したり、出発港の変更をお願いすることがあります。特にロット川およびバイーズ川はこの可能性が有ります。
保険
賃貸料金には船舶保険及び借主の責任で船により引き起こされた第三者の被害に対する保険料が含まれていますが、借主やその私物及び民事責任に対する保険料は含まれていません。
保険についてはこちら
免許不要
講習及び設備の説明等終了後、貸し出し期間中決められ航路の航行を許可する暫定許可証が交付されます。ただし適格でないと交付されないこともありますが自動車の運転より易しいが謳い文句ですので18歳以上の成人であれば問題はないでしょう。
免許無しでボートを借りられるのはなぜですか?FAQ
航行
出航準備
さて船上講習に続き、設備の説明を受け、キッチン、シャワー、冷蔵庫などの取り扱い、貯水タンクの給水口や燃料の給油口の場所、土手に舫うときに使う杭やそれを打ち込む槌の置き場所などを了解して出港です。
初日はベースの技術者に諸情報を聞けます。しかし翌日からは水辺ガイドが頼りです。毎朝出航前にその日の分の情報を確認し、途中の港での補給(水、簡単な食料など)、食事、買出し、観光名所があれば観光時間なども考慮して旅程を決めておきましょう。
航行規則
航行規則については講習の際に説明がありますが基本的なものを示します。
・航路では右側通行。(他船のいないところでは中央部も可)ただし、あまり右側(岸)に寄り過ぎないよう。
・運河の航路では最高8Km/時、ロック、港、運河橋では3Km/時を遵守。河川では10Km/時。
・日没後の航行は禁止。
・追い越し、すれ違いは安全な場所で。狭い所では上流に向かう船が航路を空ける。ただし共に右側に寄る。
・商業船は常に優先権がある。
・釣り人には注意し、速度を落とし、波を立てぬこと。
・曳舟道に沿い、停泊できるが木に舫ってはいけない。杭を使う。
・ロック内ではエンジンは切らずに中立にしておく。
標識
航路には多くの標識が掲げられています。”水辺ガイド”に掲載されていますが、主なものは、航路、速度に係わるもの、ロック等での進め、止まれ、準備せよなどの指示に係わるものです。走りながら覚えましょう。 船上生活の手引きに記載されています。
水上交通標識はこちら
碇泊
運河の場合(河川の岸辺は水深が浅く危険)一部の表示のある禁止箇所を除き、杭を打ち込みこれに舫い繋留が可能です。自転車を降ろし、買い物や、町のレストランに食事に行くのもよいでしょう。しかし港での碇泊もお勧めです。キャプテンリー(ハーバーマスター事務所)で航行に関する情報が得られる他郵便、電話、給水、充電、地元名産物、シャワー(船より広い)、洗濯機、乾燥機等を入手・使用できます。ごみも捨てられます。また隣の船の人達とワイン片手の国際交流も船旅の楽しみです。
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