国内唯一のフランス運河の旅紹介・案内サイト
いつもと違う旅をしませんか? そう、フランスで運河の旅をしませんか。レンタルボートは免許不要です!! 船長さんはあなた!
設備完備のレンタルボートは水上の動くコンドミニアム! 朝市で買った食材で料理をしたり、ミシュラン星のレストランで食事をしたり、ワイン、チーズ、郷土料理を楽しみながら、曳舟道を自転車で走り、町の骨董屋で掘り出し物を探す。土手に舫い、ロックを越えて。 フランス人は勿論ドイツ人もオランダ人もカナダ人もオーストラリア人も皆楽しんでいます。スロージャーニー、ハッピーライフ!
ヨーヌ川クルーズ (2000年4月 週末3日間)
4月22日(土)
パリのリヨン駅からSNCFに乗りわずか3時間足らずでミジェンヌMigennesに到着。
コノワッスール社Connoisseurで船をレンタルします。週末3日間で3000Fr。
BateauC900は2人用の小さな船です。
予約していたので、手続きはスムースです。書類にサインし、簡単な30分ほどの操船講習を受けて、いざ出港!
ミジェンヌのベースはブルゴーニュ運河がヨーヌ川に合流する地点のすぐ手前にあります。ベースを出発するとすぐロックになります。初めてのロック操作です。ロックキーパーが居て操作をしてくれます。かなり深いロックで、舫いロープを掛け終わるとロック扉が閉まり、どんどん下がってゆきます。やがて下がりきるとロックの前扉が開き、ロックから出てすぐ左に折れてヨーヌ川に入ります。
今日のクルーズはオーセールAuxerreまで、約23km、10箇所のロックを超えます。初めてのロック超えで無我夢中でした。でも川の光景はすばらしくて、この広がりのある川の景色はみんな私が一人占め!と叫びたくなるようでした。
オーセールの港に無事到着。船を舫って一安心です。
ここでびっくりすることを告げられました。翌日はイースターの休日なのですべてのロックは閉鎖され、クルーズできないそうです。今晩と明日の2晩をここで過ごすことになりそうです。
4月23日(日)
本日はイースター。まず町の中心にそびえる13世紀のサンテティエンヌ大聖堂Cathedral Saint-Etienneに行きます。ちょうどイースターのミサが始まっていました。しばらく席に連なりミサを拝見。聖歌が歌われ、オルガンが荘厳に響きます。信徒ではないので途中で失礼して表に出ます。ミサの最中なので大聖堂をゆっくり見物することはできませんでした。
それから博物館へ。この町はガリア時代の中心都市なので遺跡遺物が多く残っています。シーザーとガリアの戦い(「ガリア戦記」として有名)の舞台となったこの地の歴史を物語る多くの展示品を興味深く拝見しました。シーザーがその生涯の戦いで唯一負けた相手のガリア戦士ベルサンジュトリックスVercingetorixを、その後打ち破った古戦場アレジアAlesiaはここから50kmほどのところにあります。
また最高の香りと味の白ワインとして日本でもおなじみのシャブリChablisは、ここオーセールの隣町です。
4月24日(月)
ミジェンヌに戻り、船を返却
結局たった20kmちょっとを往復しただけの初クルーズでしたが、ロック操作も思った以上にスムースにこなせたし、何より船の上から眺める景色は、日常町を歩きながら、或いは車中から眺める景色とはぜんぜん違った景色でした。想像を超える素晴らしい体験でした。
旅のヒント:フランスの運河は次の日には閉まります。ご注意を。まず移動祝日となるイースターの日曜日、メイデーの5月1日やはり移動祝日となる精霊降誕祭の日曜日、革命記念日の7月14日及び万聖節の11月1日。