中央運河とニヴェルネ・ロワール川沿い運河(2013年5月 2週間)

5月初旬、夫婦+友人の3人でブルゴーニュの運河クルーズ2週間の旅に出発しました。

クルーズコース

最初はディゴワンからロアンヌ運河、中央運河、続いてシャティオン・アン・バズワからニヴェルネ、ロワール川沿い運河です。免許がなくても出発前に1時間足らずの講習を受ければ、誰でも操船できます。時速8キロ以下、自転車にも追い越されるのんびりゆったり旅の始まりです。
春爛漫、運河の岸は満開の桜並木。フランスに来てもお花見が楽しめるなんて望外の喜びでした。柳の若葉も眼に鮮やかに、運河クルーズは始まりました。途中で私も運転に挑戦。女性でも簡単に操船できます。気持ちいい~~!!  
さくらんぼのなる桜ですロック待ちも桜見物定番のマルシェで買物マルシェのカフェは朝から盛り上がっています

春は子育ての季節、両岸の牧草地では白い牛や羊の赤ちゃんがママにぴったり寄り添って草を食む姿も愛らしく、岸で川面を眺めていたアオサギが、ぱっと飛び立ったと思うと口には魚をくわえていました。名ハンターの早業です。
運河は流れもなく波も立たないので、うれしいことに船酔いの心配は要りません。夜もベッドに入ると船の中であることを忘れてぐっすり眠れます。各キャビンには専用のシャワーと洗面台、トイレがついていました。
朝、早朝に目覚めてデッキに出てみれば、川面に一面の朝もやが・・・幻想的光景でした。    やがて朝日が昇ると岸辺の林も川面ももやも赤く染まり、おとぎの国に紛れ込んだよう。
白牛の親子運河の朝もやシャロレ白牛咥えているのは鯰です

さて、ハーバーに舫って一夜を過ごした小さな静かな村は、一夜明けると広場に朝市が立ち並び、近隣から大勢の人が集まってきて、賑やかな喧騒に包まれていました。
洋服、バック、靴などの店が並び、野菜や果物、チーズやソーセージなど土地の産物もあり、生きているウサギや鶏なども売っています。日本で待っている娘や孫にお土産の洋品などを買い、船の調理用の食材を仕入れ、買い物に疲れて広場横のカフェで座っていると、隣の席のおじさんたちがチーズやサラミを切って宴会を始めました。あまり美味しそうだったので、隣のテーブルからナイフを借りて、私たちも買ったばかりのチーズを切って食してみたら、美味しい!!ナイフを貸してくれたおじさんが、「ここの村のチーズはサイコーだろう!」と片目をつぶって言いました。
体を動かしたくなったら、岸辺に舫って自転車を下ろしてサイクリング。フランスではサイクリングが大流行、土手に続く道もサイクリングロードに整備されています。自転車で行ける距離にシャトーなど観光スポットが見つかるときは自転車で走っていきます。崩れかけた中世のシャトーやロマネスク教会などにも立ち寄りました。
ロック入り口に信号器があります:赤は待てロックキーパー夫婦深いロックの内セットフォンチーズ

ブルゴーニュはフランスでも特に有名なワインの名産地。ここのワインは飛びっきりの味! またこの地は料理の美味しさにも定評があります。途中の町でコジャレたレストランを見かけたときは、そこでブフ・ブルギニョンやブレス鶏のコック・オ・ヴァンに舌鼓をうち、また時には船内でシェフよろしく、日本ではなかなか買えない牛肉ブロックの大きな塊をオーブンに入れてじっくり2時間焼けば、極上のローストビーフの出来上がり。日本からカレールーを持ってきていたので、マトンカレーだって作っちゃいました。食器や調理器具も揃っていて、とても使いやすいキッチンでした。
実は運河クルーズは今回が5回目です。昨年は南仏ミディ運河でクルーズを楽しみました。夫婦で運河クルーズの魅力にすっかりハマってしまいました。

旅のヒント:ロアンヌ運河は別名静かなる運河と呼ばれています。ブルゴーニュの田園風景の中をノンビリクルーズするのに最適です。
中央運河では聖なる古都パレルモニアルは外せません。港に停泊して是非とも大聖堂などの町の夜景を楽しみましょう。また船から下りてホテルに宿泊されたお客様から大変気持ちの良いホテルで、皆様にもお知らせしたらと連絡いただいた3羽の鳩なるホテルもあります。(Hostellerie des 3Pigeons)
ロワール川沿い運河ではトラピスト派Sept Fons(セットフォン)修道院は外せません。岸辺に舫い徒歩で1~2分の所にあります。内部見学はできませんが門から売店まで続く前庭の清潔さに心が休まります。売店ではセットフォン・チーズがねらい目です。
DecizeもNeversも共にロワール川沿いの綺麗な町です。特にNevers(ヌヴェール)には大聖堂や考古学ミュージアム、ルールドで聖母マリアを見た聖ベルナデットの眠るチャペルなどがあります。また仏人監督アラン・レネの反戦映画Hiroshima モナムールの舞台となった町です。
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