ロックについて

運河の船旅・・・イメージするだけでわくわくしてきませんか?船からあたりを見渡すと、いつもとは景色がちょっと違って見えます。

現在の九段ロック

運河には高低差がないので波も流れもありません。(厳密に言うと、ロックを船が通過するたびに水は上流から下流に流されます。このため上流側は常に水の補給をしています。このためのわずかな流れはあります。)とても静かな水路です。しかし地表の高低差を克服するためにロックがあります。コースによりますが、毎日5~6ヶ所のロック越えがあるでしょう。
ロックの通過作業は皆さんにとって始めての体験でしょう。最初は大変に思えますが、実際にロックを超えてみるとだんだん楽しくなってきて、ロックが見えるとわくわくしてきます。
ではまずロックの構造、有人・無人ロックの見分け方などロック(閘門)についてご説明します。こちらをご覧ください。

こんな時もあります。雨合羽を忘れずに。

旅の間は晴天の日が続くとは限りません。雨も降ります。ロック作業には両手を使うので雨の日でも傘はさせません。雨合羽を忘れないで持って行きましょう。
軍手があると、ロープの保持が楽になります。船からロープを投げ上げるとき、時には水に落ちてロープがぬれてずっしりと重くなることもあります。滑り止めのついた軍手があるととても便利です。
靴は足元が滑らないようにゴム底のスニーカーなどを履いてください。ヒールの靴は厳禁です。
また、隣の船の見たこともない国旗に、つい、"Where are you from ? " と声を掛けてしまい国際交流が始まることもあります。
各国の人々が行き交う運河ではかなりの確率で皆さんお国の旗を船尾に翻らせています。せいぜい30~40 cm程度のもので良いですので日本の国旗を持参してはどうでしょう。
ロック作業はこちらをご覧ください。

嘗ての九段ロック、プロヴァンス産ワインを運んでいます